時のかけら~統制陶器~

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常148・常224の火鉢(愛知県常滑市)

 寒くなってきましたね、皆さんかぜなどひかれておりませんか?そこで火鉢の登場です。

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 統制陶器の中でも一番大きな製品です。それも2つ・・・どちらも常滑焼の朱泥(しゅでい)をもちいた伝統的な技法の火鉢です。ちなみに比較として中央に小さく見えるものが防衛食容器です。これでだいたい高さ10センチほどあります。

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 朱泥に白泥を塗り、怪石に春蘭を一気に彫り込んだ火鉢です。半分乾いた状態で彫り出してゆきます。迷いのない刃さばきには脱帽ですね。

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 内部底部に『常148』の凹印が付けられています(黄色い○内)。火鉢にはこういった内部に番号がつけられたものがあります。

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 底部は何もありません。薄く彫り出して高台を造っていますがほとんどべた底といっても過言ではありません。サイズは幅44.3センチ、高さ31センチ。

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 こちらも伝統的な『千字文』の火鉢です。特に有名な職人もたくさんいます。今ではちょっとうけない文様でもありますが・・・。

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 文章の内容は正直、浅学の私にはわかりません。ただ、戦時中らしい言葉や文字が見られない(ように見える)ので伝統にのっとった文章が彫られているのでしょう。

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 こちらは底部脇に『常224』の凹印が押されています。わざわざわかりやすいようにと?統制番号部分を黒く色付けしています。サイズは幅40センチ、高さ30.5センチ。


 
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by richouken04 | 2008-11-06 01:33 | その他産地

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


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