時のかけら~統制陶器~

tokinokake.exblog.jp
ブログトップ

国民食器と工場食器 その5

 国民食器という名称はところどころで見かけることが出来るが、工場食器という名称はどうだろうか。こちらは私自身が国民食器と区別するために使用しているが今のところ当時の新聞などで見かけたことは無い。
 特徴は社章らしいマークや社名の文字が付けられているものでそれなりの資金がある大きな会社に限られるのではないだろうか。
c0004987_1159382.jpg
c0004987_120982.jpg
c0004987_1204896.jpg

 
 また、少数ながら学校を示すと見られる『学』の旧字体や病院を示すと見られる『医』の旧字体を用いた緑二重線入り食器類も見られる。病院名のある病院用食器では戦後の製造と見られる高台内に銘の無い食器類も見られるので相応の需要があったのであろう。
c0004987_1213198.jpg
c0004987_122544.jpg


 ・戦後と見られる緑二重線入り食器
 先の『美濃窯業株式会社』によれば戦後も生産を続けたものの、昭和30年代を境に生産を縮小させてゆきました。それでも今でも少数ながら生産は各地で続けられているそうです。
 これは陶片狂さんが入手された絵入り緑二重線入り食器。私自身は最近作られたものだろうと見ています。
c0004987_128232.jpg

 
 つづく 
[PR]
by richouken04 | 2010-03-24 11:40 | 統制陶器って何?

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04