岐1162の洋皿
洋食器の中ではディナープレートと呼ばれる一群の一種です。メインディッシュとしてサービスプレートとして用いられます。ただ、この時代においてはそこまで詳細な区別はなかったことでしょう。
口縁には桜らしき花をリボンで結ぶ文様が付けられています。
高台内には『東和陶器』銘・転写印が付けられ、また『岐1162』の凹印が付いています。『東和陶器』は時々みられる会社名ですが名古屋市内の上絵付けメーカーなのでしょうか。縁が太く造られている点はこの時代の国民食器の影響が考えられます。
現在の瑞浪市で生産された製品の紹介はこの辺で終わります。
しばしお休みした後、特別展『番号の付されたやきもの』図録からの第8回 『「国民食器」について』からいくつかご紹介したいと思っております。