時のかけら~統制陶器~

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陶器製『20』の地雷

 67年目の終戦記念日ですが、いかがお過ごしでしょうか。最近はお盆といっても、墓守をしていなければただの休みですが。この日ぐらいは静かな日にしたいものです。

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 陶器製の地雷です。地雷は信楽のものが知られていますがこれは丹波(兵庫県)で焼かれたものといわれています。形状は信楽のものとほぼ同じですが、口縁の削り上げた土は黒くなっています。信楽のものは白い土ですので区別ができます。

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 上部と底面に目跡(製品同士がくっつかないように置いた砂や土の跡)があります。底の部分は製品を入れたサヤ鉢とのくっつきを防ぐためでしょうが、上部は製品同士のくっつきを防止するためだったのでしょうか。信楽には無かったですね。生産地の別で造り方が違うというのも見分けるポイントかもしれません。

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 側面に『〇に20』の凹印が付けられています。信楽は産地記号と番号が一緒に付けられている例が多いですが、丹波と思われるものはいくつか見た範囲では産地記号は無かったです。
 

 戦争は今日終結し、陶磁器製兵器も戦争末期、沖縄や硫黄島など一部地域の使用で終わりました。

 もし、戦争が長引き、陶磁器製兵器が使用されていればカンボジアやアンゴラといった国と同様な苦しみを味わっていたかもしれません…。
 まぁ、今でも米軍が投下した不発弾が発見されたといったニュースがありますので、まだ戦争は終わっていないともいえるのでしょうか。

 
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Commented by 尚 nao. at 2012-08-16 02:25 x
言われないと、何だかわからない陶器ですね。
何か特殊な用途に使われた容器かと思ってしまいます。
こんなものがほとんど使われないで済んで
ある意味では良かったのでしょうね。
Commented by richouken04 at 2012-08-17 23:37
代用品展の図録か、信楽焼の本でこの形状と用途を知って地雷と知ったもので、知らなければやはりわからないでしょうね。
戦後は川の土手の石組みの代わりとして使用されたとも聞きました。
by richouken04 | 2012-08-15 11:44 | その他産地 | Comments(2)

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04