曼陀羅寺の建造物など 2013年4月30日
曼陀羅寺の興味深い建造物を2つ紹介しましょう。
第一次世界大戦時のものと思われます。『欧州戦乱 忠魂寶塔』と書かれています。いつ頃の建造かまでは確認していませんが、戦前かと思います。
砲弾型は線香置き場でしょうか。
こちらは正堂横にある建物…正式な名称はわかりません。
テキトーだなぁ・・・。ごめんなさい!
でも、建築物がメインではなく、この手前の石燈篭がミソなんです。
『後醍醐天皇六百年●●(どうも遠忌のようだ)とある。このお寺が後醍醐天皇の命によって建立されたといわれていることから建てられたものだろう。
裏を見てびっくり!
『昭和十三年一月 施主 満洲國ハルピン 泉猶八 世話人 泉粂三郎』とある。
両者の人物像は不明だが、この地から新天地を求め旅立たれた方なのだろう。
知らんかった…。
別の小堂の中には仏具代用品である黒ガラスの仏飯器が使用されていました。この器は比較的多くの寺院で今でも使われているようです。
皆さんの近くのお寺にもあるかもしれませんね。
こうしてみると身近にまだまだ戦時の息吹が埋もれているものです。