2015年 08月 12日
陸軍用の食器・2点
今日明日と最近入手の軍用食器?をご紹介しておきます。
今日は陸軍の『星章』が付けられた食器です。
星章が付けられた汁入れまたは湯呑と思われる食器です。同じような形状は『名陶』銘の食器揃いにも存在することから同じ規格で製造されたのでしょう。
底部分にあるはずの生産者を示す記号などは見られませんでした。軍用食器は1938(昭和13)年に日本陶磁器工業連合会が『代用品』として指定していることからこの時期以降で生産者の記号をつけるような指令が出るまでの間に製造されたものなのかもしれないです。
※<代用品>としてのやきもの(2001年、瀬戸市歴史民俗資料館)の図録にも軍用食器が掲載されていて、21点中5点は無印のようです。
こちらも星章を付けた皿(食器)です。これも他の食器類と同様の形状をしているので規格による製造なのでしょう。上記の星章と比べると呉須の発色がきれいです。
底部分には『四角枠に青』の呉須印が付けられています。この銘から有田の青木兄弟社が製造した製品と考えられます。釉薬が若干青みがおびていて、瀬戸美濃の製品とは違います。
今日は陸軍の『星章』が付けられた食器です。
星章が付けられた汁入れまたは湯呑と思われる食器です。同じような形状は『名陶』銘の食器揃いにも存在することから同じ規格で製造されたのでしょう。
底部分にあるはずの生産者を示す記号などは見られませんでした。軍用食器は1938(昭和13)年に日本陶磁器工業連合会が『代用品』として指定していることからこの時期以降で生産者の記号をつけるような指令が出るまでの間に製造されたものなのかもしれないです。
※<代用品>としてのやきもの(2001年、瀬戸市歴史民俗資料館)の図録にも軍用食器が掲載されていて、21点中5点は無印のようです。
こちらも星章を付けた皿(食器)です。これも他の食器類と同様の形状をしているので規格による製造なのでしょう。上記の星章と比べると呉須の発色がきれいです。
底部分には『四角枠に青』の呉須印が付けられています。この銘から有田の青木兄弟社が製造した製品と考えられます。釉薬が若干青みがおびていて、瀬戸美濃の製品とは違います。
by richouken04
| 2015-08-12 21:26
| 戦中期参考品