時のかけら~統制陶器~

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毛糸湯伸器

 季節柄、編み物などする方も多いとおもう。昔は着れなくなったセーターやチョッキなどの毛糸の服をほぐして再利用した風景があった。今ではすでに遠い昔かもしれない。

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 これはほぐした毛糸のくせを蒸気を使ってなくすための道具です。箱の絵をご覧になれば使用方法はすぐにわかるかと思います。
 蒸気の出方がなんともまんがチックです。

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 それがこの本体。デットストックとはいえ、この金具の新しさといったら・・・。正直購入時もとても迷いました。ここまで保存状態が良いものか?と。
 商標である3つのS(サンエス)と『新案特許371901』、製造者の『佐納特許品製作所』の名が記されています。検索しましたが、やはりというか、出てきませんでした。
 
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 使い方は金具を開き、毛糸をはさみます。ブツブツと開いた穴から蒸気が出るわけです。ゆっくりと毛糸を繰り出しながらくせをなくしてゆくのでしょう。根気のいる仕事です。

 ところでこの毛糸湯伸器(けいとゆのばしき)は瀬戸市の代用品展図録に見ることができるものです。白黒写真なのでよくわかりませんが似ています。

 これも戦前(昭和16年以前)かと意気込んだのですが、中の説明書には『昭和25年』の年号が・・・ショックでした。

 でも後日、これと同じものをヒッポ爺さんのお店で見ましたので、ちょっと傷が浅くなりました。
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by richouken04 | 2006-12-12 15:58 | 産地・時代不明品

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04