時のかけら~統制陶器~

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手榴弾いろいろ

 尚 nao.さんが陶製手榴弾を拾われたとのことでブログに紹介されています。補足とまではいきませんが、手持ちの陶製手榴弾をまとめて簡単にご紹介します。

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 これは一番最初に手に入れたもので、瀬戸の手榴弾だといわれたもの。その後、瀬戸産の手榴弾には番号が無いことがわかったので確信している。釉薬はいろいろとあるようでこれは黄色っぽいもの。黒っぽいものが多いのではないかと思う。
 サイズは測り忘れ。

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 これは陶片狂さんも有田の川で拾われたという有田産の手榴弾。無釉なのはここの土が水を浸透させないからだと思われる。でないと内部に水分が浸透してしまって使い物にならないからだ。有田のものも番号はついていない。
 サイズは測り忘れ。

 肝心なところが抜けてしまっていてすいません!2003年ごろはサイズを全く測っていませんでした。サイズは信楽とほぼ同じだと思われます。

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 これは信楽。すでに紹介しているものだが、信楽には統制番号が付いている。何種類か番号が確認されているのでたくさんの窯元で焼かれたのだろう。
 サイズは直径7.1センチ、高さ8.5センチ。

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 これは備前焼の手榴弾。上記3つと比べると今現在思い浮かべる手榴弾のイメージに近いものがある。その一方で鉄釉が掛けてあるため今見られる備前焼のイメージには遠い感じがする。溝が彫ってあるのは滑り止めのためとされている。
 備前のものは底に番号のみある。これは『10』と読めるもの。サイズは直径5.7センチ、高さ8.2センチ
 
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 これは東濃地域で焼かれたという手榴弾。他のものと比べ数段に小さいのですがずっしりと重いです。形は瀬戸・有田のような丸型で、備前のように滑り止めの溝がある。足して2で割ったような感じ。これはほとんど見たことが無い。東濃地区で見られる統制番号も無い。
 サイズは直径7センチ、高さ7.1センチ。

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 最後のものは模擬手榴弾。本土決戦のため住民に対し練習を行ったという話もある。上部の穴に細い針金を差し込んで使用したようだ。これにも統制番号は見られない。釉薬・土の感じから瀬戸あるいは東濃で生産されたのではないかと思われる。
 サイズは最大幅5.3センチ、高さ9.4センチ。

 他に実物は無いものの京焼の手榴弾が知られる。京焼には屋号が入れられているという。その他の産地でもひょっとしたら造られていたかもしれない。

 これら手榴弾は平底になっているので、花など生けるととてもよく似合う。
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Commented by 陶片狂 at 2007-02-25 06:26 x
有田の手榴弾が無釉なのはそんな理由があったのですね。最後の手榴弾、模擬弾だったのですね。以前、ガラクタ市で見たことがあるんです。5000円と言われたので・・・私にとっては天文学的数字と思い、買わなかったです。やはり、あの時無理をしても買っとけばよかったかなあ。(ーー;)
Commented by まっちゃん4649 at 2007-02-25 06:56 x
う~んっ、こんなに手榴弾が並ぶと何か、鬼気迫るものがありますネ。
小さい頃、父がよく読んでいた雑誌『丸』が思い浮かんできました??
戦争モノのなかでも、本土決戦モノですものね。。。
ところで、もし海岸で見つけても、絶対安全なんでしょうか?(素人質問ですが、ちょっと心配(><);)
Commented by richouken04 at 2007-02-25 14:01
練習用の模擬手榴弾で5000円は高いように思います。陶製手榴弾ならそれくらいから売っているようですが。またどこかで出るでしょう。
Commented by richouken04 at 2007-02-25 14:05
まっちゃん4649さん、絶対安全とは言い切れませんね。特に口部分がふさがれている場合は火薬が入っているものとして考えたほうがいいでしょう。
Commented by 陶片狂 at 2007-02-25 22:29 x
模擬弾5000円は高いですか。やはり我慢してよかったかな。本物の陶製手榴弾はすでに有田のタイプを買ったり、拾ったりしてますからね。模擬弾なら欲しいなと思いましたです。いつかもっと安く出会えるといいな。いやそれより、拾えるともっといいです。しっかり見といたから、破片で出てきても模擬弾と判るかも。
Commented by 尚 nao. at 2007-02-25 23:30 x
出かけていたので乗り遅れました。
それにしても、こう並ぶと産地によっていろいろ特徴があるんですね。
僕の拾ったもののような球形のタイプは、知らないと手榴弾とは思わないかもしれませんが
備前や東濃のものは、いかにもそれっぽい感じですね…。
模擬弾なんかは海岸から出る可能性がありそうです。
Commented by richouken04 at 2007-02-26 11:36
そうですね、模擬弾ならば普通にいらなくなったから捨ててしまえ、とばかりに投げ込まれることもあるかもしれませんね。でも、本物の不発弾と間違えてしまうかも・・・見つけても慎重に!
Commented by 陶片狂 at 2007-02-26 22:17 x
不発弾・・・な、なるほど。(>_<) あの、本物の不発弾って、あんなに小さいものもあるのでしょうか。爆弾類の実際の大きさについて、そういえばあまりよく知らないのです。
Commented by 陶片狂 at 2007-02-26 22:23 x
あ、もしかして不発弾って、手榴弾の不発弾ってことかしら。きっとそうですよね。(^^ゞ  この形をした本物の手榴弾もあるのでしょうか。それと、本物の陶製手榴弾に何か詰まっていた場合、もし砂でなくて火薬だったとして、海水に長いこと浸かっていても爆発したりする可能性はあるのでしょうか。有田の川で拾った時、そういえば考えなかったなあ。手榴弾の容器しか頭になくて、たぶん砂だったと思うけど、川の水でゆすいで中身を出したっけ。
Commented by richouken04 at 2007-02-27 09:20
軍装関係についてはよく分かりませんが、模擬弾の形をした物はあったと思います。丸い形は無いような気がしますが、実際に沖縄戦では使われていますし・・・。工事中に不発弾が見つかったというニュースを見ますが、陸地の他、河川のしゅんせつ作業時に出てくることも多々あります。やはり危険で自衛隊で処理されています。長い間浸かって錆錆になっていても危険性はあると思いますよ。
Commented by 尚 nao. at 2007-03-01 20:11 x
三浦半島関連のブログを見ていたら
場所は違いますが、陶製手榴弾を見つけた記事が載っていました。
そこに出ていた写真は無釉の有田製らしいものでした(2分の1ほどの破片)。
どうもそこそこの量が配備され、戦後海洋投棄などで処分されたようです。
公的に処分されたものは火薬、信管等はないと思いますが…。
Commented by richouken04 at 2007-03-03 10:41
尚 nao.さん、遅れましたが言われているブログを拝見しました。確かに有田製のようですね。一日違いでそれぞれ手榴弾を掲載しているところ・・・なんだか運命的です・・・。
by richouken04 | 2007-02-25 01:06 | 戦中期参考品 | Comments(12)

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04