萬古陶磁器公定價格表 昭和15年
この、『萬古陶磁器公定價格表』という小冊子には昭和15年10月制定の公定価格が載せられているがこれらはこの地で生産されたものに限っているので茶碗や小皿が生産されていないことになる。
万古焼自体その発生は茶道具の生産からスタートしているので生活雑器の類はあまり関心が無く、湯呑は煎茶道という茶道にかかわる分野なので造られ続けたのだろう。
この時代の万古焼だけを見るとデザインに懲りすぎている感じがあるけれど、実のところはもっと古くから、発生当時からの伝統であることを知っていただきたい。
四日市市博物館ホームページより
収蔵品紹介・万古焼
ちなみに『○○万古』と称する万古焼と同じような技法で製造した焼き物は秋田や福島などでも作られています。昔はとても人気が高かったんですね。