時のかけら~統制陶器~

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貝の鍋

 戦争中は当然のことながら物資が不足する。それを補うためにいろいろな製品が造られた。今見ると実用に適さないのでは?と頭を傾げたくなるものも多々ある。
 当時においてもそれらへの不満は少なくなかったようで生活改善を訴える冊子では代用品の欠点を日々改善しているなどとつづられていたりする。
 そんなひとつです。

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 大きな貝(ホタテ?)に木の取っ手を針金でつけただけというシンプルな『代用品』。形状からして片手鍋であろうと推測しているが、鍋と言うよりフライパンに近いものではないか。専門分野で無いのでいまいちはっきりしない。
 貝殻を使用して食材を焼く料理法はあるけれど、それをそのまま家庭に取り込もうとするところはこういう時代だからこその思考であろうか。

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 ラベル。『家庭代用品』と『マル公 三重県●●(虫食いで不明)組合』。

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 裏側です。貝類には詳しくないので名称が分かりません。ご覧になられている方々のほうが詳しいかと思います。サイズは縦長さ17センチ、高さ(取っ手部分を含む)7.2センチ。
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by richouken04 | 2007-06-22 01:05 | 戦中期参考品

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04