時のかけら~統制陶器~

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深川製磁の軍隊食器

 海軍向けの陶磁器用食器が陸軍のそれと比べて少ないのには訳があるようで、その一つが当時軍に売り込みをしていた方の証言にありました。
 『陸軍ではアルミ製の食器の節約になるといって採用されたものの、海軍では落として割れた際怪我をする危険性が高いとして扱ってもらえなかった(抜粋・要約)』と述べられている。これは使用する場所の違いもあると思います。艦内と陸部ではぜんぜん違いますからね。

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 碇に桜のマークがつけられた小皿といえるタイプです。釉薬ののりもとても良く、さすがといわざるを得ません。有田の製品でもよいものはありますが日本の頂点にあるメーカーだけに格が違います。

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 そんな深川製の皿なのですが、側面から見ると微妙にゆがんでいるのがわかるかと思います。こういう点を見ると深川製磁とて戦時中はこういうものもあるのかなと思ってしまいます。

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 高台内には深川製磁のマークが呉須でつけられています。凹印のマークを押したタイプもあるようです。サイズは直径15.5センチ、高さ3.4センチ。

 注意:深川製磁などの食器類には復刻版もあるそうです。業者によっては最近造られた復刻版を承知の上で当時の物として売りに出すこともあるようです。もし購入を考えるのであればちゃんとわかる業者さん、あるいは専門家など同行してもらうのがよいと思います。
 購入は自己責任が伴うことをよく考えましょう。この皿も実は真偽は不明です。
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by richouken04 | 2007-08-30 00:46 | その他産地

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04