上絵付けの優品を2点紹介してゆきます。今日はお皿。
上絵付けで大きく白い牡丹を描いた皿。牡丹は吉祥の文様として中国より伝わってきました。古伊万里の食器類においても多く描かれています。
特にこの皿に描かれた牡丹は上絵付けでも重厚に描かれています。上絵付けでも白い花びらなどは顔料が厚く塗られています。単に上絵付けしたというよりも『絵画的な表現』を求めて施されたと見ることのほうが正解ではないかとも思います。
高台内には『瀬669』の凹印が付けられています。サイズは直径15.8センチ、高さ3.3センチ。
明日は蓋付き茶碗を紹介したいと思います。