時のかけら~統制陶器~

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カテゴリ:岐(岐阜県東濃地区)( 262 )

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皿は手描きとゴム印の併用が多いです。上絵付けされたものなどでは絵の下に窯傷があるものもあります。

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 高台内には『岐324』のクロム印が付けられています。




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by richouken04 | 2015-12-18 22:36 | 岐(岐阜県東濃地区) | Comments(0)

文字文様の皿

 『瑞浪市歴史資料集』の内容は一年ぐらいここでは取り上げないつもりです。でも、ちょっと関連のあるところだけご紹介します。

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 こちらは青磁の文字文様のある皿。同じ文様の皿で統制番号のあるものが掲載されています。

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 高台内に番号はありません。これを購入する際、何枚かあったのですがすべてに番号はありませんでした。もし番号を付け忘れたのであれば、他の皿には番号があるはずなのです。

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 高台内の輪線も同じです。このような輪線がある製品は陶地区(現・岐阜県瑞浪市内)で製造されたものと考えられます。
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by richouken04 | 2015-05-12 00:49 | 岐(岐阜県東濃地区) | Comments(0)
 この文様のそば猪口、時代からすればそば猪口の使用というよりは湯呑として利用されたものと思います。骨董市や古民芸を扱うお店などで結構な割合で見かけると思いますがいかがでしょうか。

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 矢羽根に桜の銅版転写のそば猪口です。番号のあるものと無いものです。こうして並べると刷りの状態が若干違う程度でしょうか。どちらがどちらなのでしょうか。

 矢羽根の文様は江戸時代より『矢は飛んで行って戻ってこない』ことから嫁入り娘の持ち物として使用されたようです。矢羽根は矢絣とも呼ばれ歌舞伎の舞台で使用されこれが一般に広まったといえます。

 大正時代などには花があしらわれていきます。これが陶磁器にも取り入れられたのでしょう。こういった衣装から意匠を取り入れることは古く桃山時代の織部焼からきているとも言えます。

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 両方を見比べると右は少しだけ器壁が薄いですね。たまたまかもしれませんがここいらへんに時代差があるかもしれません。

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 高台内をみるとどちらもほぼ同じ形状をしています。蛇の目高台とよばれる中央に丸い凹が造られています。古伊万里では中央部に釉薬が掛けられますがこれらにはありません。数多くの同手を見てきましたがやはり形状だけで釉薬は掛けられていなかったと思います。
 統制番号は『岐514』の呉須印が付いています。

 ・・・・・

 ところで4月4日の犬山祭で開催された骨董市で同じ猪口を購入しました。当初、上記2つで紹介するつもりでしたが急きょ追加しました。

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 矢羽根に桜の文様です。あれだけ何百もの猪口をひっくり返したというのに・・・びっくりです。でも、番号のつけ方があまり上手でなかったため一番いいやつを選んできました。模様の出来が良くても番号がかすれていたり、消えていたりと難しいのですが。

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 高台内中心部に『岐355』の呉須印が付いています。

 『岐514』と『岐355』の番号から調べてみると同じ組合、地区でした。ひょっとしたら番号の付いていない製品もこの地区で生産されたものかもしれませんね。
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by richouken04 | 2015-04-05 10:27 | 岐(岐阜県東濃地区) | Comments(4)

岐168の盃と番号の無い盃

 GWも過ぎましたので『酒器』の続きをもう少し続けておきます。

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 『高砂』の謡の一部と思われるのですが高砂の謡の文言とこの盃に書かれた文字が一致しているかどうか浅学ゆえにわかりません。こういうことを知っていて謡えることが教養だった時代をものがたります。

 同じ文様の3つの盃ですがこうして並べる以上、どこか違うんだろ?

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 反対面は高砂で登場するアイテム、熊手と箒がつけられています。ここまでは一緒ですがね。

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 高台内には『岐168』の統制番号があるもの2つと番号の無いものがあります。その統制番号もクロム印(左)と呼ぶ緑色のものと凸印(右)と呼ぶ陽刻のものとがある。
 同じ窯元でなぜ違いがあるのか?まだ不明な部分です。

 統制番号(生産者表示記号)の謎はまだまだ解明すべき問題が山積しています。
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by richouken04 | 2014-05-10 11:51 | 岐(岐阜県東濃地区) | Comments(2)

岐191と岐190のうぐいす盃

 うぐいす徳利と言われる徳利が登場するのは大正期といわれるが、うぐいす盃の登場時期はよくわかりません。徳利と盃、それぞれ音を出す仕組みは違いますので時期は違うはずです。これらは観光地の地名が付いたものがあり、お土産品として売られていたことがわかります。

 ≪岐191のうぐいす盃≫

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 『明治神宮』のお土産として売られていたものと推測します。戦時下には旅行はかなり制限されていますが皇室にゆかりのある場所や神社などへの参拝は比較的緩やかだったとのことです。そのような場所で売られていたのでしょう。

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 側面には手書きで梅の花が描かれています。

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 高台内に画像では見えませんが『岐191』の凸印が付いています。

 ≪岐190のうぐいす盃≫

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 こちらは『清水』の文字から京都・清水寺界隈で売られたものだったのでしょう。図柄はイッチンで描かれ屋根にラスター彩を用いるなどかなり豪華です。

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 側面は鉄釉が全面に塗られています。うぐいす盃はいくつか見ましたがこのような例はこれ一つだけです。

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 高台内には『岐190』の凸印が付けられています。

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 2つ並んでパチリ。
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by richouken04 | 2014-04-19 21:49 | 岐(岐阜県東濃地区) | Comments(2)

岐807の徳利

 徳利の形状というと前に紹介したような形状が一般的かと思いますがこんな形状のものもあったんですね。こういった形はもう少し古い時代の徳利に見かけるものです。

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 松に鶴、日の出というおめでたい図柄の徳利。お正月用にと企画されたものかもしれませんね。ゴム印に手絵付けで若干の手間がかかっているところなども考えると昭和16年のお正月向けだったのかなぁ?

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 底部分には『岐807』の呉須印がつけられています。
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by richouken04 | 2014-04-17 00:53 | 岐(岐阜県東濃地区) | Comments(0)

岐187の盃

 最近ちょっと盃とかまとまってきたので酒器類を紹介してゆきましょうかね。

 はじめに『盃』ですが、『さかずき』には『盃』と『杯』の字がありますがどちらが正解なのでしょうか。漢字の意味からすれば『杯』が正解との説が有力ですがここでは『盃』の文字を使用させていただきます。

 これは『日本陶磁器工業組合聯合會 定款及統制規程』のなかで盃が『盃類』と書かれていること、また1941年11月17日官報『商工省告示第千六十七号』でも『盃類』となっていますのでこちらの表記とさせていただきます。

 ・・・・・

 本題に。

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 『奉祝皇紀二千六百年 西條町』とかかれ、見込には日章がデザインされた盃です。皇紀2600年は昭和15年を示すものです。いろいろな行事が計画されましたが、有名なところでは『東京オリンピック』がありましたが中止になっています。

 祝祭に合わせいろいろなアイテムというべき『記念品』が造られています。これは今も昔も同じですねぇ。これもそのひとつでしょう。町内の有力者、団体関係者、神社関係者などに配布したのではと推測しています。

 陶片狂さんもブログで紹介されています。
 陶片窟日記 昭和15年の統制番号盃

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 側面には『昭和15年』の文字。これが実は重要なのですね。陶片狂さんのブログの記事が公表される段階では『統制番号は昭和16年ごろから』と一般的に思われていました。なので私もこれは配布が遅れて昭和16年になってから生産された物と判断していました。

 しかし、瑞浪市歴史資料集 第2集のうち、『統制経済下における陶磁器製品製造、流通の一考察~いわゆる「統制番号」に関する検証~ 萩谷茂行』により昭和15年7月以降(実際に付けられはじめた正確な日時は不明だが)製品に統制番号を付けることが義務化されたことが発表されました。

 ここから考えるとこれは昭和15年に製造されたものと考えられ、統制番号が付けられた最初期の製品の一つといっても過言ではないでしょう。

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 高台内には『岐187』の呉須印が付けられています。

 高台内の記号と番号の組み合わせがこれほど重要な意味合いを含んだ例も珍しいのではと思います。

 
 ・・・次回からはもっと短い文章となります・・・
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by richouken04 | 2014-04-12 13:08 | 岐(岐阜県東濃地区) | Comments(2)

岐1204/防5の防衛食容器

 これは大須観音の骨董市で入手しました。防5の防衛食容器としては4つ目くらい?ですが底の番号がクックリしていたのと蓋を伴っていたことでご購入となりました。

 ちょうどhiroimonoでも『防3の陶片』が紹介されています。

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 正面は『防衛食 (防5) 大日本防空食糧株式会社 社長 小澤專七郎謹製』の文字が付けられています。ここら辺の文字はおそらく規格化されていたのでしょう、どれも同じですね。

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 未使用品ですので当然、蓋には穴があけられていません。蓋の文字もほぼ同じ文字の羅列のようですが、一部がカナ表記だったり漢字表記だったりと違いも見られます。

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 内部は施釉されるのですが、蓋裏は無釉です。施釉することで蓋の役割が保てなかったのでしょうかね。それとも蓋は施釉しないのが普通だったのか。

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 底部の統制番号は『岐1204』の凸印がつけられています。今知られている岐工連のリストでは空番になっているところになりますのでどこの生産者かは不明です。
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by richouken04 | 2013-06-09 15:04 | 岐(岐阜県東濃地区) | Comments(4)

岐427の国民食器(丼)

 久しぶりの更新は、『投稿』ページまで来ても書き込む気持ちにならなかったからで…。
 今日はまだいい方か。

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 国民食器の中でもなかなか共蓋のものは見つかりませんので、蓋が無くても仕方がないと思います。

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 ただ、高台の中には!

 『大和』の文字!うーん、グッとよくなった?
 戦艦とは関係無いところで使用されたと思います。国民食器には時々このような文字を持ったものが見られます。
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by richouken04 | 2013-03-05 21:25 | 岐(岐阜県東濃地区) | Comments(0)

岐774の掛け花活

 選挙が終わりました。

 どうなるんでしょうね…一抹の不安がよぎるのは私だけですかね?

 結果として…

 報道されていたデモは敗北し、

 報道されなかったデモが圧勝した、

 そんなところでしょうか。


 

 
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by richouken04 | 2012-12-17 22:10 | 岐(岐阜県東濃地区) | Comments(0)

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04