時のかけら~統制陶器~

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カテゴリ:万(三重県四日市市)( 56 )

 最強はInstagramばかりに投稿していてこちらは完全に放置しています。

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万古焼、貯金箱。底に『万10か万10●』の黒呉須印があります。

 今日購入した陶片様♪何とひとつ100円でした!(笑)

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 美濃焼で大平窯の江戸中期の製品だそうです。

 しっかり使えますよ♪

 奥様は嫌がるかな(汗)




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by richouken04 | 2016-01-24 00:04 | 万(三重県四日市市)

万5の仏具・セット

 エラくデカイもの。≪魅せる場合≫にはこういうものも重宝するのだろうけれど…
収集家としてはこういうものは…世の収集家の方々はホントにエライ!!

 いや、まだデカいのがありますがな。見たことないけど。

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 甲型2号のセット。秋の彼岸の時は『乙型仏具』を紹介してみましたが、こちらは『甲型仏具』と呼ばれるもので寺院からの仏具回収時に選択できる仕組みになっていたようです。

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 甲型2号花生。乙型は寸法的に一種類しかないが甲型は高さにより3種類あり、これは2番目に大きなもので約33センチあります。・・・・でかい。デカすぎる!

 しかーし!甲型1号となるとなんと!約43.5センチにもなるんですって!

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 底部分には『万5』の凹印が付けられています。窯によっては黒呉須印で押印されている場合もあります。白く見える部分は釉薬を剥いで窯道具をあてたところです。これにより実際に使用する際、器物に傷が入るのを防止しています。

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 甲型2号香炉。甲型香炉はもともと蓋を伴わないタイプです。サイズは高さ約16センチあります。高さよりも口径の広さがきわだっていますので大きく見えます。

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 中も施釉。

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 底部分には『万5』の凹印があります。花生と同じ窯元で造られたセットというところもよいですね。


 どんな寺院で使ったのだろうか?

 時々、陶磁器製の仏具を今でも使用されている寺院などを見かけますが今まで見たところでは甲型3号のようでした。あそこは甲型2号花生かな?という寺院もありましたが未確認(設置場所が高所でした)です。

 次は甲型一号各種仏具ですね!

 いや…

 いや…

 いや…
 
 たぶん…

 いや…


 お願いします。
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by richouken04 | 2012-10-28 00:07 | 万(三重県四日市市)
 秋のお彼岸の法事の最中、お寺の本堂を見る。お寺は昭和17年、仏具の回収が行われ陶磁器・ガラス・コンクリートなどの仏具が本堂を飾ったはず。うちのお寺はすでに銅器に取り換えられており、どのような代用仏具があったのかはわからない。それでも黒ガラスの仏飯器は今でも使用されていた。
 お寺によっては今でも陶磁器製仏具を使用されているところがある。

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仏具揃い 乙型仏具とよばれるものです。仏具のセットとしてはこれのほかに仏飯器がつきますが陶器製の仏飯器は1つくらいしか見て事ありません。

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燭台(受け皿欠) 本来はろうそくを立てる受け皿があるのですが差し込み式で分離できてしまうことから落として破損したり、取り換え後にどこかへいってしまったりするのでしょう。ちょっと残念ですね。
底部分に『万●●』の凹印が付いています。

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花生 乙型仏具の花生は甲型と比べ、ほとんど見ることがありません。仏具とはいえ銅器を上手にうつしているために普通に花瓶として使用されたのではないかと思います。
底にはそれぞれ『万76』の凹印と凸印が付いています。

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香炉(蓋欠) 本来は透かし彫りを施された蓋が付属するのですが、これは失われています(残念)それでも線香立てとして使用する際には蓋が邪魔になりますので、この方がいいのだろうか?
 底に『万76』の凸印が付いています。


 代替仏具は甲型と乙型があります。それぞれ銅器をうつしたものでしょうが、文様の美しさでは乙型でしょう。甲型はシンプルな美を追求したとも言えます。
 
 ひょっとしたら皆さんの近所のお寺さんに残されているかもしれません。
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by richouken04 | 2012-09-26 21:38 | 万(三重県四日市市)

炊事の道具・その

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万121の土瓶

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万122の土瓶

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万130の土瓶

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万132の土瓶

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万135の土瓶

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万154の土瓶

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万158の土瓶

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万158の土瓶
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by richouken04 | 2012-08-23 20:18 | 万(三重県四日市市)

万○5の花瓶(一輪挿し)

 戦時下の生活を文献でたどってゆくと、テレビや映画では描かれてこないようなところが多々出てくる。戦時下の生活というと『戦争必勝』がすべてでその遂行にそのすべてを捧げるために生活に余裕など一つも無いという感じで描かれることが多いような気がするがどうだろうか。
 実際には、もちろん戦争末期は別であろうが、生活には余裕を持ってもらおうという考え方もあった。

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 生活の中の余裕や潤いという点では『花』の存在は欠かせないものではなかろうか。野花でも一輪挿してあるだけで心がほっとするものだ。
 これも細首の一輪挿しであろう。こういったものは例外を除き、どろどろに溶かした陶土を型に流し込んで製造している。口縁に白濁の釉薬を施すことで味気ない花瓶に彩りを添えたのだろうか。

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 底部分に『万●5』の黒呉須印が付けられている。番号が不鮮明なのが残念だが戦中・戦後を生き抜いてきたモノたちに文句は言えない。かけがえのない一つだから。

 万古焼産業地区を含む四日市市は9回の空襲で灰燼に帰しました。その後も伊勢湾台風の被害も受けて資料は消えていったことでしょう。
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by richouken04 | 2012-07-12 01:24 | 万(三重県四日市市)

万133の貯金箱

 最近人気のキャラクターに似ていますね。

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 『どう見ても犬にしか見えませぬ。』とのお言葉は京都のk氏。

 うーん、犬ですなぁ・・・。

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 背中には統制番号があったので、購入させていただきました。

 次のご縁はあるのでしょうか?

 『もうあらへんよー!』
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by richouken04 | 2010-01-22 01:03 | 万(三重県四日市市)
 万古焼のヤカンと土瓶は他を圧倒するほど数多く生産されています。特に土瓶に関してはさまざまなデザインと釉薬の組み合わせで多種多様な製品が生産されました。

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万16の土瓶は『一億一心』の文字(達筆で読めないか)と釣竿のような銃、饅頭のような鉄帽(ヘルメット)と戦時を想像させるものをこれでもかと登場させている。こういったものは実は数少ないことはすでにご存知と思います。底部に『万16』の凹印がついています。

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万25の土瓶は側面が凹まされており、ただ丸いところから変化を見せています。文様は春蘭またはかきつばたと思われる草花文様が描かれます。底部分は網目のようになっています。底部分もさまざまに違いがありますので面白いです。底部分に『万25』の鉄釉印があります。

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万31の土瓶は水色の釉薬が珍しいですね。夏にはよいかもしれませんが、好き嫌いが出るでしょうか。文様ははっきりとしませんが春蘭の花でしょう。釉薬とともに焼成時に流れてしまいました。
底部分には『万31』の凹印がついています。つる(取っ手)はもともとありませんでした。

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万32の土瓶は海が近い万古地区らしいカニの文様です。海岸線で戯れるカニをかわいらしく描きます。緑釉は打ち上げられた海草でしょうか。
 底部分に『万32』の黒呉須印がついています。

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万36の土瓶も水色の釉薬を用いていますが万31の土瓶よりも薄い色なので文様がくっきりしています。竹の文様です。松竹梅の文様としておなじみですね。取っ手がアケビ等の植物由来ではなく、ロープを使用しているところが面白いです。底部分に『万36』の凹印があります。

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万66の土瓶はデッドストックの状態で出てきたものです。蓋はわらで包んだ状態でした。形状は土瓶としては数少ない台形で、鉄瓶でも比較的大きなタイプを意識しているのかもしれません。文様はブドウあるいはツル状植物文様です。
底部分に『万66』の凹印がついています。

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万67のヤカンはホーローの形状を写しています。釉薬も黒またはこげ茶色の釉薬でそっくりです。土瓶との大きな違いは注ぎ口の形状でしょうね、にょろっと曲がった曲線部分は焼き物を感じさせない柔らかさを感じさせます。
底部分に『万67』の凹印が付いていますが角度を調整しないと薄くてよく見えません。

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万68の土瓶は小さいサイズです。2-3人前入れることができれば上等な容量です。このような小さいサイズの土瓶(統制品)はほとんど見かけません。大きなサイズばかりです。鉄釉で竹の絵を描きます。『万36』の土瓶も竹を描いていますが雰囲気がかなり違ってきますね。底部分に『万68』の黒呉須印が付いています。

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万85の土瓶は後に紹介する土瓶と同じような文様です。古銭を貼り付けた文様で、形状からして細長いものは『天保通宝』でしょうか。文字までくっきりしていないのが残念なところです。底部分に『万85』の凹印があります。

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万87のヤカンは『万67』と同じホーローのヤカンを写したタイプです。こちらのほうが黒さが増しており、ホーローと間違えるほどではないでしょうか。底は火のまわりがよいように切れ目がいれられています。焼き物ならではの工夫が随所に見られ苦労が伺えます。
底中央部に『万87』の凹印が付いています。

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万92のヤカンもやきものならではの素材を生かした工夫のヤカンといえるのではないでしょうか。肌合いは鉄瓶を写していますのでヤカンというよりは土瓶なのかもしれませんが形状からヤカンと規定しています。こちらはもっと火のまわりがよいようにと底から蓋にかけて炎の通る道が作られています。これならば確かに水の沸きも早いだろうと思いますが火がふた部分にまできますので危ないのも確かです。
底脇に『万92』の凹印が付いています。


 引き続き『万』(三重県四日市)のヤカンと土瓶を紹介してゆきます。
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by richouken04 | 2009-11-17 19:17 | 万(三重県四日市市)

万12の貯金箱

 更新がすっかりおざなりになってしまいました。仕事が昼間勤務になってテレビばかり見ているからです。
 さて新年一品目はおめでたき品です。各地の博物館でもこの時期はおめでたい絵柄・デザインの品々を展覧していますね。

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 七福神の一人、恵比寿様です。七福神ではこの神様以外では大黒様が一種類確認されているのみで他は確認されていません。恵比寿大黒で一対のはずですがねぇ・・・。

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 背面でわかるように貯金箱です。貯蓄が奨励された戦時期、貯金箱はたくさん造られました。そして時代と共に消えていった物でもありますね。

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 底部は穴がありませんので貯まったら打ち壊される運命でした。これは幸いにお金が入っていませんでした。そのかわり『万12』の黒呉須印がついています。高さ11センチ。
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by richouken04 | 2009-01-15 21:32 | 万(三重県四日市市)

万40の花瓶

 この時代、ぜいたく品を規制する動きは強いのですが意外とあります。

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 花瓶。
 はっきりと見えないですが、胴部に向かい合う鯉が陽刻されています。鋳込みでの製作と思われます。とても軽いです。

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 底部高台に『万40』の凹印があります。
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by richouken04 | 2008-11-30 01:31 | 万(三重県四日市市)

万126の蓋物

 涼しげな文様もありますが、その反面のとても暑苦しいものもあります。

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 黄土色の釉薬に牡丹と蝶(蛾)の陽刻・・・特に蝶は悪趣味の領域にはいらんとするほどのデザインです。(仮●らいだーの怪人みたい)

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 受身の側面もなにやら魚のうろこ状になったデザインがぐるっと一周しています。

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 底部分には『万126』の凹印がついています。サイズは直径17.4センチ。

 万古焼は関西以西で多くみられるようです。これも近畿地方北部で見つけられました。
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by richouken04 | 2008-07-31 10:41 | 万(三重県四日市市)

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04