時のかけら~統制陶器~

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 最強はInstagramばかりに投稿していてこちらは完全に放置しています。

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万古焼、貯金箱。底に『万10か万10●』の黒呉須印があります。

 今日購入した陶片様♪何とひとつ100円でした!(笑)

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 美濃焼で大平窯の江戸中期の製品だそうです。

 しっかり使えますよ♪

 奥様は嫌がるかな(汗)




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by richouken04 | 2016-01-24 00:04 | 万(三重県四日市市)
 ご無沙汰してしまいました。もう少しだけお付き合いください。

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 風景文様のポットです。洋食器の中でもなかなか巡り会わないもののひとつといえます。
 ゴム印と筆で美しく描いています。九州系のやきものには呉須の挿し込み方に特長があり、これにもそれがみてとれます。

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 反対面

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側面

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蓋の裏に『波16』の呉須印があります。

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 蓋内に番号が付けられていますので底には何も付けられていません。




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by richouken04 | 2015-12-17 00:56 | その他産地
 名古屋製陶所(名陶)の軍用食器は比較的多く伝世しています。大規模施設を持っていたため大量発注されていたのだと思います。
 戦後の絵付けと考えられる星章を消した軍用食器の転用品が知られていますが見ることは少ないです。今回、揃いましたのでご紹介します。

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 湯呑(ないし小鉢)、碗、丼、皿の4種類のセットです。すべて上絵付けで星章を消すように花文様が付けられています。

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 星章部分の拡大。隠すようにつけられています。(写真は皿と湯呑または小鉢のもの)

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 高台部分には『名陶』の呉須印が付けられています。


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 追記

 本日、多治見の美濃骨董市へ行ってきましたが収穫ゼロ。オリベストリート沿いのOさんの店で一点のみ。今後の骨董催事のスケジュールとお財布をニラメッコしながらのギリギリの行動が続きます。

 白洲正子氏みたいに『スラッ』と行きたいもんだな~
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by richouken04 | 2015-08-24 00:13 | 戦後参考品

海軍用の食器・2点

 陸軍用食器の次は海軍で使用されたと思われる食器をご紹介します。
 海軍は陸軍と違って陶磁器製の食器はあまり多く存在していません。一説では軍艦内で使用しようする場合、落下して破損、怪我をするというリスクを避けたためとも言われています。

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 錨に桜章がつけられた軍隊用食器です。これとほぼ同じ星章の付いた陸軍用の食器はたくさん見るのですが錨に桜章の付いた食器は見かけません。口縁は割れ欠けを防ぐため厚くつくられています。

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 高台内には『肥28』のクロム印が付けられています。『肥28』は佐賀県嬉野市塩田町にある『志田陶磁器株式会社』に割り振られた番号です。今も工場(現・志田焼の里博物館)が残されていて、内部に残された道具類にこの番号を見ることができます。

 ※志田焼の里資料館HP

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 こちらは海軍で使用されたとも言われる、富士山の絵柄の入った食器です。つくりは軍隊用食器にみられる厚い口縁です。富士山は吹き墨の技法でつけられていると思いますが一部彩色もあるかもしれない。『岐』で見られる富士山と比べるとかなりリアルです。
 反対側にも雲海が描かれていて適当にデザインされたわけではなさそうです。

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 高台内には薄いのですが『名陶』の呉須印が付けられています。『名陶』銘の軍用食器は星章がほとんどでこのような絵柄付きは初めてです。

 
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by richouken04 | 2015-08-13 21:51 | 戦中期参考品

陸軍用の食器・2点

 今日明日と最近入手の軍用食器?をご紹介しておきます。

 今日は陸軍の『星章』が付けられた食器です。

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 星章が付けられた汁入れまたは湯呑と思われる食器です。同じような形状は『名陶』銘の食器揃いにも存在することから同じ規格で製造されたのでしょう。

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 底部分にあるはずの生産者を示す記号などは見られませんでした。軍用食器は1938(昭和13)年に日本陶磁器工業連合会が『代用品』として指定していることからこの時期以降で生産者の記号をつけるような指令が出るまでの間に製造されたものなのかもしれないです。

 ※<代用品>としてのやきもの(2001年、瀬戸市歴史民俗資料館)の図録にも軍用食器が掲載されていて、21点中5点は無印のようです。

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 こちらも星章を付けた皿(食器)です。これも他の食器類と同様の形状をしているので規格による製造なのでしょう。上記の星章と比べると呉須の発色がきれいです。

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 底部分には『四角枠に青』の呉須印が付けられています。この銘から有田の青木兄弟社が製造した製品と考えられます。釉薬が若干青みがおびていて、瀬戸美濃の製品とは違います。
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by richouken04 | 2015-08-12 21:26 | 戦中期参考品

瀬549の湯呑

 湯呑とはしていますが、小鉢にもなりうるくらいのサイズ。

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 手絵付けの竹。朝鮮時代後期の染付をみるかのようです。大したものじゃない感じはありますが『描けない』文様ですね。

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 高台内に『瀬549』の呉須印があります。
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by richouken04 | 2015-05-29 10:45 | 瀬・セ(愛知県瀬戸市)
 この文様のそば猪口、時代からすればそば猪口の使用というよりは湯呑として利用されたものと思います。骨董市や古民芸を扱うお店などで結構な割合で見かけると思いますがいかがでしょうか。

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 矢羽根に桜の銅版転写のそば猪口です。番号のあるものと無いものです。こうして並べると刷りの状態が若干違う程度でしょうか。どちらがどちらなのでしょうか。

 矢羽根の文様は江戸時代より『矢は飛んで行って戻ってこない』ことから嫁入り娘の持ち物として使用されたようです。矢羽根は矢絣とも呼ばれ歌舞伎の舞台で使用されこれが一般に広まったといえます。

 大正時代などには花があしらわれていきます。これが陶磁器にも取り入れられたのでしょう。こういった衣装から意匠を取り入れることは古く桃山時代の織部焼からきているとも言えます。

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 両方を見比べると右は少しだけ器壁が薄いですね。たまたまかもしれませんがここいらへんに時代差があるかもしれません。

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 高台内をみるとどちらもほぼ同じ形状をしています。蛇の目高台とよばれる中央に丸い凹が造られています。古伊万里では中央部に釉薬が掛けられますがこれらにはありません。数多くの同手を見てきましたがやはり形状だけで釉薬は掛けられていなかったと思います。
 統制番号は『岐514』の呉須印が付いています。

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 ところで4月4日の犬山祭で開催された骨董市で同じ猪口を購入しました。当初、上記2つで紹介するつもりでしたが急きょ追加しました。

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 矢羽根に桜の文様です。あれだけ何百もの猪口をひっくり返したというのに・・・びっくりです。でも、番号のつけ方があまり上手でなかったため一番いいやつを選んできました。模様の出来が良くても番号がかすれていたり、消えていたりと難しいのですが。

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 高台内中心部に『岐355』の呉須印が付いています。

 『岐514』と『岐355』の番号から調べてみると同じ組合、地区でした。ひょっとしたら番号の付いていない製品もこの地区で生産されたものかもしれませんね。
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by richouken04 | 2015-04-05 10:27 | 岐(岐阜県東濃地区)

四君子の茶器(湯呑)

 花つながりということで昭和時代よりも古いと思われる製品を紹介します。一客のみだったので安価でしたがちょっと安すぎない?って感じです。

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 四君子の描かれた茶器(湯呑)です。すべて手書きで春蘭は金彩でしょうか。丁寧な絵付けは画工の技がひかります。

 四君子は『梅蘭竹菊』の4つの植物を優れた君子に例えたもので絵画・工芸品に多く採り上げられました。これも湯呑とはいえ煎茶用ですので小さいです。これが時代が進むとともに湯呑へと変化していくようです。

 いまですと台湾でいただくウーロン茶の茶器などが近いですかね。酒器としても重宝するサイズです。

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 高台内には『飛騨 渋草』の呉須銘があります。これは岐阜県高山市で焼かれた渋草焼です。天保期に開窯し、上手の製品を製造したようです。
 戦時下には松山吉一氏が技術保存資格者に選定されています。これはいつ頃のものかわかりませんが『飛騨』の名がつけられているところから明治頃かなぁと考えています。
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by richouken04 | 2015-03-31 15:13 | 骨董・工芸品
 お待たせしました。 

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 「出雲大社」のおみやげ盃、どちらがどちらなのでしょうか。

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 正解は左が統制番号付きの盃です。裏を見てみないとわかりませんね。たまたま手に取って見たら番号がついていたので腰が抜けるほどびっくりしました(気持ちだけ)

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 島根県の窯業組合は『出雲陶器工業組合』という組合に属していました。昭和16年5月現在で22の業者が登録されていたようです。これはそのうちの一つで布志名焼ではないかと思います。

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 『出雲大社』とある。お土産物として造られたものだろう。手書きでさっと描いた雰囲気がこの時代を全く感じない。岐阜県などではゴム印が中心であるのに・・・。

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 俵型の側面は簡略化されています。でもそれと分かるつくりにはなっています。

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 高台は輪状ではなく、点で造られている。こういうつくりは線香立て以外では見られない。『出12』の黒呉須印がある。漢数字の場合は作家名である可能性もあるがアラビア数字の場合は統制番号とみて間違いないだろう。

 もう一つは昭和15年秋以前と思われる盃です。

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 こちらも『出雲大社』の名前がある。絵柄やタッチはほぼ同じとみてもいい。たくさん造られたものだろう。骨董市で盃ばかりが入ったかごなどに見た記憶がある。

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 俵型の側面は画像では分かりずらいですが左と比べ細かくできています。違いは他に器壁が薄いことでしょうか。

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 高台が作られており、打ち出の小づちの形状になっています。こういう遊びができるのも戦前だからでしょうかね。銘などはありません。『出12』との関連はどうでしょうね~こういった物はどこでも造ったことでしょうから。
 
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by richouken04 | 2015-01-08 17:05 | その他産地

岐807の徳利

 徳利の形状というと前に紹介したような形状が一般的かと思いますがこんな形状のものもあったんですね。こういった形はもう少し古い時代の徳利に見かけるものです。

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 松に鶴、日の出というおめでたい図柄の徳利。お正月用にと企画されたものかもしれませんね。ゴム印に手絵付けで若干の手間がかかっているところなども考えると昭和16年のお正月向けだったのかなぁ?

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 底部分には『岐807』の呉須印がつけられています。
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by richouken04 | 2014-04-17 00:53 | 岐(岐阜県東濃地区)

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04