陶器のペン
代用品が作られ始めたころのものかどうかはわかりませんが陶器のペンがありますので紹介します。
持ち手からペン先まですべて焼き物でできています。それぞれに色土を使用してカラフルです。その点で代用品の時代と一概に言えないところもありますが・・・これがその始まりと考えることはできるでしょう。
ペンの先端だけに釉薬がかけられており、滑らかに書けるように工夫されたのでしょう。しかし、実際に使用したことが無いのでよくわかりません。
それぞれのペンには『陶磁器卸 ヤマ初 山初商店』と『岐阜縣多治見電七〇二番』とあります。販促用に各地へ配るよう手配したものでしょう。
陶製代用品という点ではちょっと?なところもありますが、この後時代が進むとペン先のみが陶器というものも開発されますし、陶器のレコード針なども造られてゆきます。