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時のかけら~統制陶器~

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瀬733の線香立て

 戦争時にはどうしても戦死者がでます。なのでたくさんの仏具が生産されたようです。そのなかでいろいろな種類(図柄・形状)があるのが線香立てです。ちょっと特集してみましょう。

瀬733の線香立て_c0004987_22444583.jpg

 どちらも同じ上絵付けの線香立てです。大きさが違うのは供養する親族の多さに関係するのでしょうか。赤・ラスター・黒・緑と多彩な色釉薬を使用しています。

瀬733の線香立て_c0004987_22451978.jpg

 底部分には『瀬733』の凹印とそれぞれに呉須印と鉄釉印が付けられています。凹印がはっきりしないということでしょうか。このような例はいくつか見られます。

 
 
by richouken04 | 2011-10-02 22:45 | 瀬・セ(愛知県瀬戸市)

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04