『平戸産三川内』の蓋付き茶碗
まぁ、世の中オリムピックだ、東京スカイツリーだの、お台場合衆国だのと浮かれておりますが、
南洋ではきな臭い雰囲気も垣間見えます。
今一度歴史を振り返り、未来を考える時間を持つことも大切だと思います。
その時に後悔しないためにも。
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今日は時代的には昭和10年代前半と思われる平戸焼を紹介します。
桜と鉄帽(ヘルメット)と錨(いかり)のマークが描かれた蓋付きの茶碗です。
絵柄はそれぞれ時代的な絵柄ですので解説は無用でしょうか。陸軍・海軍どちらの方々にも対応できるように両方を絵付けしたのでしょう。輪郭だけをゴム印で、中は手で絵付けしているようです。
反対面には『祈 武運長久 愛国婦人会平戸町分会』の文字があります。出征された軍人さんの家族に贈られたものだったのでしょうか?
愛国婦人会は1901年(明治34)に奥村五百子により設立されました。戦死者の遺族と重傷痍軍人の救護を目的とし、婦人が半衿(はんえり)一掛を節約して会費を出し合い、それを弔慰金として寄贈することを主事業とした。満州事変以降、大日本国防婦人会に対抗して婦人報国運動をおこし、愛国貯金運動などを行った。1942年(昭和17)、大日本婦人会に統合されています。 (ネットにて検索・編集)
高台内に『平戸産 三川内』の染付銘が付けられています。
『近現代肥前陶磁銘款集』にてこの銘を調べましたが、どうも収録されていなかったようでどこの窯元の製品かはわかりませんでした。それでも『平戸』の文字があるので平戸焼なのでしょう。
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韓国大統領が竹島に上陸しました。
ネット上では危険な書き込みも見られますが
実際には何もできないでしょうね。
敵を殺すような訓練はしていないでしょうし、アメリカだって何かしてくれる可能性はゼロでしょうし。
かといって何もしないのも
日本人としては悔しいもの。
どうしたものでしょうか…。