日本の陶磁器名工名作展・図録

(財)岐阜県陶磁資料館新築記念 日本の陶磁器名工名作展
日陶聯に残された製品・作品がここに紹介されているのだ。戦後、人間国宝やそれに準じた名誉を得ることになる作家も多い。
日陶聯(日本陶磁器工業組合連合会)は全国の製陶業者から先品を集めている。ここでの選定が昭和18 年に『工芸技術保存資格者』いわゆる『マル技』指定につながってゆく。
地域的な人数の差があり、京都と愛知が人数的に多いですがそれでも全国の窯業地からそれぞれ選ばれています。
さすがにこれらを手に出来るとは思わないが、この時代にどんなものが造られたかを知る良い資料であると思われる。
香蘭社の話に戻ると、この図録には比較的多くの香蘭社製品が掲載されている。江戸時代からの伝統的な文様から近代的なデザインのものまでいろいろと造っていたことがわかる。
この図録が参考になるのはこのためだ。
すでに品切れ、1988年発行です。