時のかけら~統制陶器~

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ライオン歯磨き壜とレートクレームの壜

 まぁ、これらはガラス製品でもメジャーな製品と思いますので詳しい説明は省いてよいかと…

     ダメ?

     駄目ですか?

 現在のライオン株式会社の前身である『小林富次郎商店』は明治28年に粉ハミガキ「獅子印ライオン歯磨』を発売し、明治44年にはチューブ入(押出管入)の煉(ねり)ハミガキ「ライオン煉歯磨」を日本で初めて発売しています。
 その後、昭和9年に『潤製ライオン歯磨』を発売しています。

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 ライオン歯磨き壜、胴部にラベルがあるのですがそれはすでにありませんでした。ちょっと残念でした。でも陶製容器と比べるための参考品として持っているのでまぁ、いいか。と思っています。

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 側面には型造りの跡?バリが残っています。つるつるの物より時代を感じさせるものでこういうのがあるといいですね。

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 蓋は紙です。紙なのでたぶん戦時中、マル公だったのだろうな…と。紙蓋は陶製容器でも使われていますが今なら品質劣化などあって使えませんね。蓋は外れないので無理せずこのまま。

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 底には『Lion』の文字があります。『hiroimono』 で紹介されているパチ物の壜と同じデザインです。昭和9年から戦時下、戦後と続く時代の壜の変遷はわかりません。
 他にも『ガラクタ共存記』の『No.167 小林商店製『潤製ライオン歯磨』のビン』で紹介されている壜と同じ蓋が付いています。こちらの壜底のデザインはちょっと違います。

 ・・・・・・

 こちらはレートクレームの壜です。『レートクレーム』が『クリーム』の間違いかと思われるかもしれませんが当時の広告には『クレーム』と書かれていますのでこちらで正しいのです。
 平尾賛平商店は戦前、化粧品メーカーとして名を知られる会社で『東のレート、西のクラブ』と呼ばれるほどの勢力がありましたが、昭和29年に倒産しました。


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 乳白色の壜は特徴的なデザインですのですっかりおなじみかと思います。第一次世界大戦や大正デモクラシーなどを経てヨーロッパの文化がさらに身近になってゆく影響かと思いますがどうでしょうか。

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 蓋はブリキでしょうか。統制番号が入った物は蓋も磁器製ですのでそれ以前の商品ではと思います。磁器製の蓋もこちらも同じデザインですね。

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 底には文字は書かれていません。



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 二つの壜の比較。

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 おっと!2つの壜に共通の底に見える3つの点は何なんでしょうか?壜底の点は他のブログやHPに掲載されたものにも見られます。統制番号のように生産者やメーカーを示すものか、生産者側の何かの目印なのかわかりませんが興味深いですね~
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by richouken04 | 2013-10-07 00:16 | 戦中期参考品

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04