時のかけら~統制陶器~

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岐191と岐190のうぐいす盃

 うぐいす徳利と言われる徳利が登場するのは大正期といわれるが、うぐいす盃の登場時期はよくわかりません。徳利と盃、それぞれ音を出す仕組みは違いますので時期は違うはずです。これらは観光地の地名が付いたものがあり、お土産品として売られていたことがわかります。

 ≪岐191のうぐいす盃≫

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 『明治神宮』のお土産として売られていたものと推測します。戦時下には旅行はかなり制限されていますが皇室にゆかりのある場所や神社などへの参拝は比較的緩やかだったとのことです。そのような場所で売られていたのでしょう。

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 側面には手書きで梅の花が描かれています。

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 高台内に画像では見えませんが『岐191』の凸印が付いています。

 ≪岐190のうぐいす盃≫

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 こちらは『清水』の文字から京都・清水寺界隈で売られたものだったのでしょう。図柄はイッチンで描かれ屋根にラスター彩を用いるなどかなり豪華です。

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 側面は鉄釉が全面に塗られています。うぐいす盃はいくつか見ましたがこのような例はこれ一つだけです。

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 高台内には『岐190』の凸印が付けられています。

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 2つ並んでパチリ。
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by richouken04 | 2014-04-19 21:49 | 岐(岐阜県東濃地区)

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


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