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時のかけら~統制陶器~

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文鎮・その4 軍旗祭

 今日のものは大須観音骨董市で購入したもの。これもいろいろなものが入れられた箱の中から見つけました。ソフビ人形やこけしなどと一緒に入っていたような記憶がある。

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 箱に入った状態。紙箱の蓋はもともと失われていました。そこはちょっと残念ですが、考えようによっては蓋があって中身がわかっていたらすぐに別人の手に渡っていたかもしれませんね。
 箱のクッション材は木を薄く削ったものです。

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 鏡を写した形状に龍をあしらうデザインは比較的見かけるデザインかと思います。ぼんやりしているのは撮影がうまくいかなかったのともともとの釉調の両方に起因しています。

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 横から見ると今までのものと比べるとちょっと薄めです。

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 裏面には『紀元二千六百一年 軍旗祭 中部第三十七部隊』の刻印がついています。

 『紀元二千六百一年』が昭和16年であることはすでにご存じの方も多いでしょう。でも、不思議に思ったのです。『紀元・・・』とある場合と『皇紀・・・』とある場合が存在する。この場合はこちら、これはこちらと使い方に一定の基準があったのだろうか?ご教授いただきたいところです。

 『軍旗祭』は地域住人との交流ができる文化祭のようなものであったようです。この行事の名前にもある軍旗は各国に今でも存在するものでこの時代においては陸軍の象徴として知られていた。軍旗は天皇陛下から部隊に直接親授されるものでとても神聖なものとして戦場においても命懸けで守った歴史がある。

 『中部第三十七部隊』については当初、中部とあるので中部地方のことかと思ったのですが(ここが素人)京都伏見区に拠点を持った部隊だったのですね。ネット上では詳しい情報が無かったのでなんとも記述のしようがありません(軍の編成や呼び名などの知識が無いだけです)。


 この文鎮はこのような背景から京焼ではないかと考えますが作者名などありませんので不明です。

 

 
by richouken04 | 2014-06-22 11:47 | 戦中期参考品

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04