岐31●の子供茶碗
戦前(昭和16年以前)から戦後(占領期まで?)の子供茶碗には一つの特徴があることだけ書いておきます。すべてのものに当てはまることではないのですが高台上部に赤紫釉の帯が上絵付けされたものが多く見られます。
今日のものは無いものですが、以前出したものにはあると思います。
2人の兵隊さんが並んでこちらを見ている図。後ろの兵隊さんはへの字に口を曲げて機嫌が悪そうだ。手前の兵隊さんは微笑んでいる。顔つきがとても漫画チックに感じてしまう。
兵隊さんの輪郭も服の色などすべてゴム印で上絵付けされている。
反対側は軍隊生活で使用されたであろうラッパがゴム印で上絵付けされている。こちらは輪郭のみ。
サイズは幅9.4センチ、高さ4.4センチ。高台内に呉須印で『岐31●』(●は3か8と思われるが気泡の穴にかかっており判読できない)とある。