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時のかけら~統制陶器~

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岐●●●の化粧品瓶1

 統制番号のついた代用品の中には金属器以外を写して造られた物も多い。なかでも化粧品用のガラス瓶は磁器で造られた物がある。ガラス瓶は回収されて再使用されたので代用する必要も無いと思うが、存在する。おそらく度重なる物品税の税率引き上げに対応するため廉価な磁器に目をつけたのではないだろうか。
 今日はその中でも「東のレート、西のクラブ」と称されたレートの小瓶を紹介する。
 創業は明治11年/1878年。現在は作曲家として有名な平尾昌晃氏の実家という。昭和29年、破綻しその歴史の幕を下ろす

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 レートの小瓶は特徴のあるデザインが目を引く。そのデザインはガラス製のものと同じである。正面から見てラベルの張る丸い部分と左右に陽刻の飾りがつく。当時のラベルがかろうじて残っており「平尾賛平商店」の名が見える。

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 ラベルにある「レート クレーム」は誤植ではなく、ちゃんとした商品名で明治42年/1909年に発売されている。
 石膏型での成形で底に統制番号があるものの度重なる使用に番号部分が薄くなりかろうじて「岐」のみが判読できた。サイズは測り忘れだがガラス製とほぼ同じ大きさ。
by richouken04 | 2005-08-01 01:00 | 岐(岐阜県東濃地区)

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


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