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時のかけら~統制陶器~

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『子ツスルミルク』の盃

 解説編です。漣さんの『子』の呼び方、『ね』に気付けば謎が解けますね。

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 とりあえず、『子ツスルミルク』で検索したのですがヒットなし。『マッスルミルク』とか出てきます(汗)これではらちがあきませんので別の角度から検索です。

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 反対面には缶の文様が付けられています。どちらかというとこの缶の文様が珍しいのではないでしょうか。私は見たことがありません。

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 拡大してみます。『NESTLE`S co●d nsed SWISS MILK』(以下略) これならすぐピーンと来る方もおられるでしょう。そうです、『ネスレ』なんですよ!びっくりしました。

 ネスレのホームページ、『ネスレの歩み』の年表から考えると1913年、横浜に日本支店を開設して以降の頒布品だった可能性がありますね。(確認してませんが) 上絵付け銅版転写という技法からも時期が一致します。

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 内部の文様は『子ツスル(ミルク)』と親鳥と小鳥、これもネスレの商品に見られるあの図柄です。多少の変更はありますがほぼ同じです。口縁の傷が残念ですが。
 
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 高台から見ると全体像がよくわかります。製造はおそらく岐阜県多治見市市之倉地区ではないかと思います。

 文様は上絵付け銅版転写ですので海岸・川では白磁になってしまう可能性が高いです。触ると盛り上がっています。
by richouken04 | 2015-05-27 10:12 | 戦前参考品

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04