日本の洋食器・2 帆船文様の茶碗と湯呑
丸窓に絵を入れる技法は古くから行われてきましたが山水文など和風な絵柄です。これは丸窓に帆船の絵柄をつけています。もう一つの丸文は花をデザイン化したものと思います。
高台内に銘はありません。造りからして美濃・瀬戸の中小窯元の素地に上絵付けしたものでしょう。
こちらは湯呑です。色や文様の一部が茶碗と違っていますが、同じと考えて差し支えは無いかと思います。
高台内には銘がありません。
この2つの器物がセットで売られたわけではないでしょうが揃えて使用できるようにしたのでしょう。