時のかけら~統制陶器~

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特集・子供茶碗

 今日から1ヶ月かけて『子供茶碗』を見てみようと思う。
 さまざまな子供茶碗が存在するが、『公定価格表』には特に子供茶碗を区切っているわけではない。大人用であれ子供用であれ茶碗の直径で規格が決められていたためである。
 図柄はというと、軍隊関連の物が多いものの、当時の子供たちの生活が垣間見える物や社会状況を表した物も存在する。子供たちが興味を引く物や子供たちに対してのメッセージを含む物などさまざまである。
 生産地としては圧倒的に東濃地区(岐阜県多治見市など)が多い。瀬戸地区(愛知県瀬戸市)においても生産されているがほとんど見られない(すでに紹介済みのものもある)。国内シェア一番であった東濃地区ならではの商品戦略だったのではと考えている。

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 敗戦後まもなく陶磁器生産は再開されるが、がらり変わってしまう点も商売上仕方の無いことであろうか。食うためには仕方が無い、そんな状況であったのだろう。
 図柄の中では戦時中と思われないような実に平和な図の物も存在するので戦後、しばらくたってから白生地の茶碗に上絵付けしたのかもしれない。興味深い物である。
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by richouken04 | 2005-10-25 19:29 | 統制陶器って何?

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04