鏡餅
これ、題名の通り『鏡餅』です。見ればわかるって?こんな物まで陶器で製造していたんですね。今となってはこっけいな笑えるような『代用品』ですが、当時は大真面目に製作していたんです。
上下をはずしたところ。素焼きで空洞なのでとても軽い物です。洗っていないので、ホコリがかぶっています。発売当時はさぞ白く輝いていたことでしょう。
素焼きの物のほかに磁器や真綿でできた鏡餅もあったようです。
上の餅の内部と内部に印された『実用新案特許 第193548号』の文字。調べてみれば特許を取得した人物(窯元)が判明すると思いますし、これが製造された時期も確実なものになるでしょう。
これは下の餅の底面。昭和16年以前の製造のため、統制番号は付いていない。昭和16年以降に製造された鏡餅には統制番号が付いている。下の餅の直径19.2センチ、高さ14.3センチ。かなり大きな物です。
2005年最後です。2006年は1月4日からまた再開したいと考えています。
今年一年ご覧いただきありがとうございました。