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時のかけら~統制陶器~

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岐653?658?の小皿、岐662の湯呑

 寒の戻りで雪が降りました。凍えるような寒さです。風邪には気をつけたいものです。

 再び、戦時中の統制番号のある物を見てみます。緑二重線入り食器類はその文様から戦時中のものと決め付けられる傾向があるようで、番号の無い物まで『戦時中』と言われる方もいる。もっとも戦時中をどこから区切るかで違ってくるのだけれど。
 統制番号の入ったもので病院名の入ったものは今現在所有していません。造られなかったのか、出会っていないだけなのかわかりません。多いのは企業名の入ったものです。

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 これは京都で入手した物で、三菱のマークが入っています。日本の工業を牽引した三菱財閥の会社で使用されたものなのでしょう。こうしたものは社員食堂で使用されたと思われます。  2002年の岐阜県陶磁資料館開催の『戦時中の統制されたやきもの』展ではこれらを工場食器として紹介しています。
 高台部の写真がありませんが、高台内に『岐653』あるいは『岐658』と判読できる凸印がつけられています。サイズは直径9.5センチ、高さ1.6センチ。

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 こちらは三菱のマークのつけられた湯呑です。これは名古屋で入手しました。愛知県豊山町には三菱重工業の工場がありますし、他にも工場は多数ありました。このような湯呑もとてもたくさん生産されたことと思われますが今ではまったくといっていいほど見かけないものです。

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 高台内に『岐662』のクロム釉印が付いています。『岐662』の生産者は大手だったのか残された製品が多く発見されています。サイズは直径6.9センチ、高さ7センチ。
 

 
by richouken04 | 2006-03-14 00:50 | 岐(岐阜県東濃地区)

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


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