時のかけら~統制陶器~

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岐1122、岐1133の皿

 昨日、海軍に納入された小皿を紹介しました。今日は同じ海軍でももう少し大きいサイズの皿を紹介します。

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 緑二重線入りの食器です。どちらかと言うと洋食器のたぐいに入るものです。中央部は浅くくぼんでおり、プレート皿といった感じです。
 海軍は明治の頃からイギリスを手本としていましたのでこの頃もこのような食器類を使用していたのでしょう。映画『男たちの大和』でもティーカップがチラッと出ていましたね。

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 イカリと桜を重ねた海軍のマーク部分。これも呉須と透明釉との折り合いが悪く完全に融合していません。焼成の具合なのでしょうか、とても不思議なことです。

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 裏面から見ると中央部が浅くくぼんでいるのがよく分かります。また、高台内に『岐1、122』と凹印がつけられています。『岐』の統制番号で瑞浪・陶(すえ)陶磁器工業組合内の番号には上記のように千と百の間に点(カンマ?)が付きます。でも、南西部陶磁器工業組合(笠原町・多治見市)にはいる岐1180以降は付かないようです。
 サイズは直径21センチ、高さ2.1センチ。七寸皿といわれるサイズです。

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 こちらも同じような皿です。こちらはもう少し深さがありスープ皿といってもよい皿です。緑二重線が縁につけられていますが一本は太く書かれていますので厳密に見れば違うのかもしれません。
 こちらは海軍のマークでもイカリのみのタイプ。映画『男たちの大和』のパンフレットを見ると確かに2種類存在しているようです。なぜ違うのかそこまでの見識が無く不明です。
 高台部の写真を撮っていませんが高台内に『岐1、133』の凹印がつけてあります。サイズは測り忘れ。
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by richouken04 | 2006-03-17 00:47 | 岐(岐阜県東濃地区)

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


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