人気ブログランキング |

時のかけら~統制陶器~

tokinokake.exblog.jp
ブログトップ

品165の豆皿

c0004987_0203629.jpg

 写真のみを見た方はどこに花があるの?と思われるかもしれませんが、ちゃんと中心部に花があります。中心部に付けられた花は五弁花と呼ばれる江戸時代、古伊万里焼に見られる花です。そば猪口や皿に見ることが出来ます。
 これはその周囲の文様も唐草文様が使用してあり、面白い物です。昭和初期は『民芸』の提唱者、柳宗悦が各地を訪問し伝統に基づきつつも現代に即したものづくりを指導した時期でもあります。また有田では11代柿右衛門が鍋島や古伊万里の技法を復興していますのでそういった時代の空気を敏感に取り入れたのでしょう。

c0004987_022338.jpg

 高台内には『品165』と呉須印が打たれています。形状も少し前に紹介した『有14の皿』に似ています。型押し成型した物でしょう。サイズは横長さ8.2センチ、高さ2.5センチ。

 五弁花のある器物は統制番号の無いものばかりです。骨董市などで五弁花のあるものを見かけると高台を見るようにしていますが無いですね。絵付け・銘から有田製と思われるものがほとんどです。
 この頃のものは当然筆による手描きではなく、ゴム印を使用した絵付けになっています。
by richouken04 | 2006-05-02 00:23 | その他産地

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04