品180の茶碗
葉の付き方からヨシ(アシ)と見られる文様です。ヨシは川岸などの水辺に分布している大型の植物です。昔は葉を加工して船を造って川に流して遊びましたが、今ではそんな子供も見かけなくなりました。
ここには濃淡の鉄釉で2本のヨシを描いています。写生を基本としているのでしょう、葉の様子や倒れ方にリアリティーを感じます。
別面にはほんの少しですが織部釉を使用しています。
高台内は無釉です。全面に貫入が走っていますが、これは陶器では多々見られるものです。
高台内には『品180』と凹印が付けられています。サイズは直径11.6センチ、高さ6.7センチ。
この度、骨董市での獲得品を他ブログで紹介することにしました。画像はありませんが、そちらもよろしく。→richoukenの骨董日記