韓国の旅・その5 康津郡沙堂里窯跡をたずねて1
光州のホテルよりバスターミナルへ歩いて5分。ここから市外向けのバスに乗り込む。ハングルと共に英語表記もあるので販売機のボタンを押し間違えなければ大丈夫です。
バスに揺られること1時間半。これだけ乗っても約2000円切ります。安い、ほんとに運賃は安い。
以前、確か2002年の5月訪れたときはほんとにバスターミナルの側に小規模なホテルが3軒だったのに今では結構大きなホテルも建ってかなり栄えていました。ただ、ターミナルそばのファミリーマートは変わってなかった・・・懐かしい・・・釜山でボラレて食うや食わずでここにたどり着き、ここでパン一斤買って帰国までやり過ごしましたっけ。
ここからさらに市内バスで『ミサンリ(ハングルのみの表記)』のバス停まで行く。切符売り場は窓口しかないので、行こうという冒険者は『ミサンリ』あるいは『ガンジンチョンシパンムルグァン』と告げればよいでしょう(ただし発音が通じるかはわかりませんが・・・)。あるいは下部写真のバス停名を書いて見せると良いです。
2002年当時のバス停(今も同じです)、ここにも青磁。
標識が頼りですね(2002年当時)。
今回は直接博物館へは行きませんでした。当然、青磁陶片の採取が目的ですので。偶然、干潮時間に差し掛かっていましたのでバス停から海岸へと歩いていきました。その途中の田の畦(あぜ)でも青磁片を見ることができました(拾いました)。
遠浅の海岸です。こんなの見るとうずく方も多いのでは?まして青磁片ですから・・・。
ムツゴロウがいました。ちょっと見ずらいですが、波紋が見てとれます。
お目当ての青磁片散布状況。泥をかぶり、高台にはフジツボも。結構大きいのがうれしい。ただ、海岸を歩くのには適さないスニーカーですので、足場を確認しつつ探索するのは限界がありました。またザクザクあるわけでも無いので引き返しました。
バス停の近くにはちょっとした集落というか、家が何軒かあります。その山側部分に窯跡があるようで、開墾された畑には青磁片が多数、それこそ無数に!(陶片のレジン寄せマグネットがどれだけでも造れます)
ゴマ?らしい作物の根元には打ち砕かれた陶片が多数転がっています。そのほとんどは素文と呼ばれる文様の無い部分ですが、よく見ると象嵌の入った青磁も見られます。
今回拾った青磁陶片。左側が海岸とゴマ?畑の採取。右側は道路を隔てた博物館側の畑の脇で採取したもので現代製の青磁も含んでいます。下の写真は海岸で採取の大きい陶片です。
明日は康津高麗青磁博物館(英語名:Gangjin Celadon Museum)を紹介します。