人気ブログランキング |

時のかけら~統制陶器~

tokinokake.exblog.jp
ブログトップ

岐161とガラスの化粧品瓶

 8月最後にガラスと磁器の比較をしましたが、やはり文章よりも実際にどうなのかを見てみたほうが早いので、倉庫より磁器製のものを探してきました。

c0004987_10481061.jpg

 昔に紹介した『岐161』の化粧品瓶です。少し前に比較のためガラス製を手に入れましたのが役に立ちます。どちらがどちらでしょう。

c0004987_10494483.jpg

 裏側を見ると左右の色の違いがはっきりとしています。右は白く、左はグレーをしていますね。ガラスは右側で、左は磁器です。

c0004987_10531676.jpg

 高台部を見るとその事は一目瞭然です。当然、ガラスと磁器の製造年代の差異で、デザインが違っているのですが、焼かれたものとそうでないものとの差がよく分かります。

c0004987_1055262.jpg
c0004987_10572466.jpg

 底部分の光沢の違いにも差があります。底部分はスレや変化が少ない部分ですから光らせてもわかりやすいです。

c0004987_10585654.jpg

 また、蓋を止めるネジきり部分の成形もちょっと違っています。ガラス(左)はすべてつながっているのに対し、磁器(右)は型がつながる部分で切れています。

c0004987_1114396.jpg
c0004987_115163.jpg

 側面からですが、どちらも同じように撮れてしまいました。実際の表面を観察するとガラスのもの(下)は気泡のような細かな凹跡が全面にありますが、磁器(上)はところどころに気泡のような凹跡が見られました。

c0004987_1173933.jpg
 
 最後は現代の薬瓶との比較。左と真ん中がガラスです。

c0004987_11143681.jpg
c0004987_11155940.jpg

 底部分からですと現代のものが一番白いです。薬瓶はオロナイン軟膏を使用しています。

 昨日の骨董市でもたくさんの化粧品・薬の白色瓶が売られていました。日の光の下で見てみましたが、反射の具合も違っているように感じました。
 海岸部で見つかるものとこうして骨董市で見つかるものはモノの置かれた状況が全く違うので一概に同じとはいえませんが、ちょっとは参考になるのではと思います。
by richouken04 | 2006-09-04 11:22 | 岐(岐阜県東濃地区)

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04