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時のかけら~統制陶器~

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岐78の戸車

 先日の続きです。

 戸滑りは使える程度の耐久性があり、実際に使用されていたことが遺品より判明しました。しかし、今日紹介する戸車についてはかなり疑問符があります。
 戸車自体は金属製ですので、この頃は生産中止(特別なものをのぞく)になっていました。陶磁器製のほか、木製品の戸車があります。こちらの方が使い勝手では数段上だったと思います。

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 素焼きで、質感からすると土器の雰囲気に近いです。何かに当たったらすぐに割れてしまいそうな感じを受けます。
 これは当時からのデットストックとして残されていたもので、商品には商標とマル公のラベルが付いています。

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 マル公特許陶製大和車のラベルと『岐78』の窯元の印(三つ○)

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 マル公ラベル、『一級 12銭 日陶連検査格付●』。

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 2つのうちひとつにはラベルが無くなったのか、新聞の囲碁欄が・・・。

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 正面というか、横というか。前後2つをくっつけた跡が見えます。

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 下部より。枠に比べ車自体は黒っぽく硬そうに見えます。側面に『岐78』の凹印が付いています。サイズは横長さ6.4センチ、高さ3.4センチ、奥行き1.2センチ。

 もうひとつ、ラベルの違うものも紹介します。

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 質感や構造は全く同じもので、ラベルのみが違うものです。
 『○停十七銭 金属代替品・陶製襖引手』と読めます。『襖引き手』は???別の製品のラベルを転用したのでしょうか?価格も少し高くなっています。
 サイズは横長さ6.3センチ、高さ3.4センチ、奥行き1.2センチ。
by richouken04 | 2006-09-24 11:48 | 岐(岐阜県東濃地区)

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


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