陶器のボタン(桜)
いつまでもうぶなままでいてほしいものです。
間違っても『ナントカ還元水』など飲まないでもらいたい。
ワシャ、飲みたい。
桜が型押しされたボタンの山です。陶器のボタンはたくさん造られました。実際にこのボタンをつけた学生服を着た思い出のある方もおられましょう。
統制陶器を探してもらっているある骨董屋の主人も陶器のボタンの服は記憶があると話してくださいました。
ボタンには大小のサイズがありますが、これは小さいものなので袖口のボタンでしょう。本来は金属で出来ているものですが、金属回収令により金属以外の材質のボタンが使われたのです。陶器以外にガラス・貝・木があります。
裏側は無釉で糸を通す穴が付けられています。この穴の部分は土を型に押し付ける際に指でつまむ部分でもありました。一つ一つすべて手作業で生産されていたことを当時の新聞報道で知りました。サイズ直径1センチほど。