時のかけら~統制陶器~

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万136の蓋物

 今回の特集の最後は再び蓋物です。ただの蓋物ではつまらないので前回とは違った形状の蓋物類を4点を紹介していきます。

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 まず最初は駅弁の容器?とも考えられる蓋物です。側面から見た写真では以前の紹介した蓋物とまったく違うことがわかるかと思います。
 ずん胴ですが巾着袋の形状で、くずし文字が陽刻されています。この字が判読できると何が入れられていたものかがわかるのですがよくわかりません。

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 上部から見たところです。『は、●、●、●』と4文字が陽刻されています。何が入れられていたのでしょうね。
 蓋のつまみは打ち出の小槌ですが、つまみとしては取りにくく実用的ではない形状です。側面からの写真でわかるかと思いますが蓋はかぶせるというよりはめるようにしています。

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 高台面には一部に釉をかけず、そこに『万136』の黒呉須印をつけています。鋳込み成型なので最初から型に番号を掘り込んでおくと早いのですが、おそらく統制番号をつける以前から使用していた型で製造したのでこのようなつけ方になったのでしょう。
 サイズは最大直径13.2センチ、高さ7センチ。
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by richouken04 | 2007-04-22 21:38 | 万(三重県四日市市)

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


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