時のかけら~統制陶器~

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東濃の製品

 前回分を読んだだけだと東濃・瀬戸地域の皿は見た目つまらないものばかりだと思われてしまうような気がしてしまいました。実際のところは当然違います。

 昭和以前よりアメリカを中心とした輸出用陶磁器の多くは東濃・瀬戸地域で生産された白素地(白磁、絵付けする前の段階)でした。それを名古屋で絵付けして輸出したわけです。

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 銅版統制証票付きスープ皿(昭和10年下期以降)
 東濃地区で生産されたスープ皿には2枚目写真のようなマークが入れられている。文様はラスター彩と転写で比較的簡素な絵付けになっている。東南アジア方面へ輸出される予定だったものが国内に残っていた。

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 カップ
 中国風の絵が転写されており輸出向けとしてデザインされた可能性が高い。『魚龍変化』は登龍門へと向かう鯉をイメージしてつけられたものであろう。同じ絵付けで統制番号の入ったものがあるのでこの地域のものとわかる。
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by richouken04 | 2007-11-24 01:48 | 統制陶器って何?

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


by richouken04