ソウル訪問記・3
地下鉄の中は近郊の山へ日帰り登山するのでしょう、リュックサックと杖を持った方々でごった返していました。
日本では地下鉄(あるいは電車)内でのマナーが悪いと言われてずいぶんたちますがこちらもそれほど変わりません。MP3プレーヤーからの音漏れはありますし、ケータイで話をする姿もあります。
それでも一番違うのはシルバーシート(お年寄り・体の不自由な方・妊婦等のための席)に若者が座らない点ですね。一般席でも席を譲ることはごく当たり前です。だいぶ崩れてきてはいますが。
1時間ほどして駅に到着。大通りの駅と反対のバス停108番バスで約30分、時刻表も張ってあるのですが、さっぱり読めない。しばらくするとやってきたので乗り込みましたが・・・。
30分後にはバスの整備場へ・・・うそじゃろぅぅぅ!
降りてとぼとぼと来た道を歩いて帰ります。
もう、テーマパークだろうが、関係無い。帰ろう。ネットは信じられない。
幸いに近くに先ほどより北部に位置する駅がありましたので底からソウル中心部へと戻ることにしました。
ガタガタ揺られ、いくつかの駅を過ぎたころ構内放送が・・・『ワカラネェ』
大勢いた乗客がいっせいに駅になだれ込み、階段を降りてゆきます。何がなんだかわからないまま2-3分乗っていましたが乗客の一団が駅員を取り囲むようにしている姿に『この先の駅で何かあったに違いない』と予感し、別の線に乗り換えました。
結局何があったかはわかりませんでしたが飛行機に乗り遅れることを考えればこの選択は当然ですね。
ソウル市庁舎前の駅について一安心。まだ時間があるようなので―それでも分単位の行動が求められる―初日に行った仁寺洞(インサドン)へ。 懲りない人だ。
日曜日とあって歩行者天国? いえ、車が通ってきましたので違うようです。こんな人ごみでも通過しようとする・・・何を考えてるのか、不思議です。
屋台ではさなぎを煮たのを売っています。これは苦手で鼻がもげる臭いです。
韓国のさなぎ煮と台湾の臭豆腐は絶対無理な食べ物です。
きたはいいけれど、所持金が少ないので仕方なく、半島向けと思われる鉢2つを購入。
やはりひとつ10000W(約1000円)。おまけに紫水晶のケータイストラップ(約500円)まで・・・。
買い物はこれで終了。
鉢 瀬443 白磁
・・・・・
韓国は文化財の国外持ち出しを認めていません。(日本は少しルーズなようですが)今回文化財ではないにせよ手荷物でいくつか持ち出すので検査場を通過する際は緊張しました。
難なくスルーしたときは逆に『あれっ?』と拍子抜けしましたが。
この国にはもう持ち出されるような文化財は無い、と言うのでしょうか? 皮肉。
無事帰れてやれやれ。
これでまた仕事が増えました・・・。
今回の韓国の旅はこれで終わりですがまだこの国には行かなければ。
本当の目的は文献に登場する『緑二重線入りサバル(朝鮮式丼とでも言いますか)』の発見にあります。今回は見つけられなかったですが、見てみたい。