有25の浅鉢
氷裂文様と呼ばれる文様の浅鉢です。
氷裂文様は読んで字のごとく氷が割れている状態を文様化したもので、江戸時代の古伊万里(有田焼)に見られます。江戸時代の人たちも暑い夏を乗り切るのに感覚的に涼しくなるようにと名付けられたのかもしれません。
側面にもちゃんと文様があります。手を抜かないよい仕事です。
氷裂文様はゴム印で付けられているように思われますが繰り返しの絵付けではないので銅版(平版)の絵付けかもしれません。有田の他の製品と比べての場合、若干格が落ちる()製品ではないかと思います。
高台内に『有25』の呉須印が付けられています。サイズは直径18.5センチ。
まだまだ暑い日が続きます。皆さん、体調を崩されませんように。