河回村の陶片・番外編2
少し前に『流行った?』落書きも健在です。ハハハ・・・ハァ・・・
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さてそこで採取(拾った)陶片ですが、暑さに負けてほんの少ししか拾えず、今となってはちょっとがっかりです。
高台部分がそれぞれ違う代表的な陶片3つをピックアップ。左から乳白色に発色した白磁、中央は堅手とも呼ばれる灰白色の白磁、右は少し青みがかった独立後の白磁ではないかと思われる陶片です。それぞれ素地(土)が違うため同じ白磁でも違ってきます。
二枚目は一番左の白磁と薄緑っぽい白磁の比較です。どちらも白磁のカテゴリーに入れられるものです。
これは日本では『三島手』と呼ばれる『粉青沙器・ふんせいさき・プンチョンサギ』の碗あるいは皿の陶片です。右は上記の薄緑っぽい白磁で鉢・サバルではないかと思います。
三島手陶片の断面は彫った部分もふくめ白い土を塗り込み焼成(あるいは透明釉をかけて焼成)しています。なので表面がカセてしまって(粉を吹いたようにつやが無い様子)います。断面の一部では彫り込んだ部分に白土が入り込んだ様子が見えます。
韓国の焼物は基本的に白い焼物です。これは儒教や宗教的な思想によるものとか王室(政府)からの贅沢禁止のお触れからとか染付に必要な材料がほとんど産出されなかったなどいろいろいわれています。
クウネル系の人が多かったから?
それはねぇ。
つづく