時のかけら~統制陶器~

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岐78●の食品瓶?

 瓶類の類は用途がわかる物はほんの一握りで、何に使用された物かわからない物がほとんどです。時間的経緯や実際に容器があっても入れる物が無いと言う状況を考えるとそれも当然なのでしょう。これもまたそんなひとつです。

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 円柱の筒型容器、口は広く蓋を装着できるようなふちになっています。この形状から食品を入れる容器と考えています。ただ、防衛食や現在の缶詰のような長期間保存の効くものとしての役割は無かったと思います。ブリキの蓋を口にかぶせるだけですからね。

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 底部分には一部不鮮明ですが『岐78●』の呉須印が付けられています。番号からして岐阜県土岐市下石町で生産された物とわかります。高さは9.1センチ。

 胴部が割れているのは窯での温度調整に失敗したもので、使用時に割れたものではないです。そしてこれは商品見本として陶磁器卸店に残された物でした。そのお店ももうありません。
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by richouken04 | 2008-10-13 23:46 | 岐(岐阜県東濃地区)

戦時下(S15~S21)に焼かれたやきものを中心として


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